2020年5月7日
●学会HP上の「HP会員研究ノート」欄設置について

六朝学術学会会員の皆様
                      企画委員長   安藤信廣

 すでにご承知のとおり、本年度大会・例会は新型コロナウィルスの感染拡大により、中止のやむなきに至りました。会員各位には、大会での研究発表を準備されていた方々もおられるでしょうが、現在までの状況を見れば、残念ながら致し方のない決定でした。またすでに例会での発表をお願いしていた方々には、その中止をお願いすることとなり、まことに申しわけございません。
 さて4月17日付けの会長よりのお知らせ「2020年度大会・例会の中止について」のなかで、「最低限でもよいから何らかの活動の姿を会員で共有できないか」との趣旨が述べられていました。具体的には、「個人的な研究活動の試みの報告の場として学会のHPに、研究覚書、資料の提示、六朝学への視点、書評等々の短文(10枚前後)の投稿を呼びかけたいと考えています」とされています。こうした会長よりのご提示を受けて、企画委員会として、学会HP上に「HP会員研究ノート」欄を設置することといたしました。
 「HP会員研究ノート」欄は、2020年度大会・例会の中止にともない、会員の発表の場を補完するために設置するものです。もとより、大会・例会は中止となりましたが『六朝学術学会報』第21集は刊行されており、本年度はもちろん、これからの刊行も確実に継続されますので、論文発表の場は確保されています。しかし大会・例会の中止は、会員全体が共通の場に会して発表を傾聴し、相互に意見を交換する重要な機会を失うものであることは、言うまでもありません。「HP会員研究ノート」欄は、この間の事態によって奪われたその重要な機会を少しでも補うものとして、HP上に設けるものです。従って当面、今年度(2021年3月31日まで)内の企画とし、次年度以後の実施については未定です。
 新型コロナウィルスの感染拡大は、いまだに終息のきざしを見せておりません。今後も相当の期間の社会的影響があると思われます。このような状況のもとで研究を継続して行くことは容易ではありませんが、だからこそ研究を重ねることに意味があるとも考えられます。今日の事態の中でも会員相互の研鑽に資するよう、皆様から下記の要領で、試論、覚書、資料等を「HP会員研究ノート」欄に寄せていただきたく、お願いします。



1)「HP会員研究ノート」欄は、学会会則第2条「本会は中国における六朝時代の学術の研究、及び会員相互の親睦を図ることを目的とする」にもとづき、六朝時代に関わる研究覚書、資料の提示・紹介、学術研究に関する視点の提示、六朝時代に関係する書評、その他の論考をHP上に掲載するものである。
2)原稿は、原則として4000字以内(400字詰原稿用紙換算10枚前後まで)とし、字数の下限は設けない。原稿は、電子メールに添付して学会メールアドレスに送付する。(紙媒体の郵送は認めない。)メールの件名は、「HP会員研究ノート欄投稿」とする。
3)原稿は、個人攻撃を含むもの、明確に学術的水準に達していないもの等を除き、原則としてそのまま掲載する。その判断は、企画委員会において行なう。表記に明瞭な誤りがある場合は、企画委員会において修正する。
4)原稿の受付は随時とし、随時掲載する。但し、原稿受理後、掲載まで若干の日時を要する。原稿の受付は2020年12月31日までとし、掲載期間は今年度末、2021年3月31日までとし、横書きで公開する。
5)本欄に載せた原稿について、業績一覧等に記載する場合は、「査読無し」として扱っていただく。また、本欄に載せた原稿をもとに研究・調査等をさらに進め、成稿を本学会報に投稿することを期待する。但し、その成稿を本学会報以外の他誌に投稿することを妨げない。
6)原稿は、原則として日本語によるものとする。

   
【連絡先】
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青山学院大学文学部日本文学科 山崎藍研究室内
六朝学術学会事務局
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