大上 正美 | 阮籍と情況 |
佐藤 利行 | 陸雲「南征賦」について |
亀田 一邦 | 葛洪の服餌説における非成仙系服餌の救荒法化について |
大地 武雄 | 陶淵明の孤独感 |
武井 満幹 | 陶淵明の隠逸 |
沼口 勝 | 陶淵明の「飲酒」の詩題の典據とその寓意について |
森野 繁夫 | 謝霊運の山水詩 |
松浦 友久 | 陶淵明理解のための一つのポイント―「詩的説理」 |
柳川 順子 | 陸機の「擬古詩」制作の動機について |
佐藤 利行 | 陸雲「寒蝉賦」について |
亀田 一邦 | 『抱朴子』仙薬篇の定命的服餌説に関する一考察 |
今場 正美 | 沈約『宋書』隠逸伝考 |
森野 繁夫 | 謝朓と謝霊運 |
興膳 宏 | 梁元帝蕭繹の生涯と「金楼子」 |
小嶋 明紀子 | 陸機から陶淵明へ |
門脇 廣文 | 陶淵明〈桃花源記〉小考 |
三枝 秀子 | 陶淵明の詩文に見える「快楽」表現について |
上田 武 | 鮑照とその時代の陶淵明の受容 |
佐藤 正光 | 謝朓の「奉和随王殿下」詩一六首について |
下定 雅弘 | 柳宗元の愚渓と謝霊運の始寧 |
林田 愼之助 | 歴史記録と志怪小説―裴松之『三国志』注引の異聞説話をめぐって |
稀代 麻也子 | 沈約研究の現在と展望 |
樋口 泰裕 | 庾信研究の現在と展望 |
福山 泰男 | 曹操「十二月己亥令」をめぐって |
佐竹 保子 | 陸機「演連珠」の構成上の特質 |
大立 智砂子 | 「山川」「山水」と水意識 |
樋口 泰裕 | 文外断絶と此上成語 |
富永 一登 | 『文選』李善注の活用 |
釜谷 武志 | 端午節と五月五日 |
陳 忠/佐藤 正光訳 | 二十世紀の日・中・韓における陶淵明研究の概況 |
門脇 廣文 | 陶淵明「桃花源記」「外人」小考―内山論文「以後」の解釈とその問題点について― |
安藤 信廣 | 陶淵明「雑詩十二首」考―死生の相克の視点から― |
魏 正申/上田 武 訳 | 日本の二十一世紀における陶淵明研究論評 |
下定 雅弘 | 蘭亭序をどう読むか―その死生観をめぐって― |
川合 安 | 南朝貴族の家格 |
龔 斌/大立 智砂子訳 | 『世説新語』礼記八則 |
堂薗 淑子、大平 幸代 | 魏晋南北朝四氏世系表(上)―河内温司氏・陳郡陽夏謝氏― |
渡邉 義浩 | 杜預の左伝癖と西晋の正統性 |
佐藤 大志 | 東晋期江南社会の東と西 ―『宋書』楽志の記述を巡って― |
堀内 淳一 | 南北朝間の使節よりみた「文化」の多様性 |
佐藤 正光 | 『文選』李善注「善曰言」の解釈と五臣注、及び現代の注釈との関連―『文選』巻二十二謝霊運の詩解釈を中心に― |
矢嶋 美都子 | 杜甫の詩に見る六朝詩人観 |
後藤 秋正 | 孟郊詩の詩語の特異性について ―六朝・唐代の「噫」の用法の検討を通して― |
吉川 忠夫 | 仏教と道教の間 ―六朝時代を中心に― |
欧陽 伊/平井 徹訳 | 中国における二十世紀の陶学評論成果 ―陳忠教授の論文を検討する― |
堂薗 淑子、大平 幸代 | 魏晋南北朝四氏世系表(下)―琅邪王氏・蘭陵蕭氏― |
井ノ口 哲也 | 阮籍『通易論』初探 |
渡邉 義浩 | 嵆康の歴史的位置 |
戸髙 留美子 | 「三都賦」の「実証」 ―引用資料の傾向について― |
田中 靖彦 | 初期東晋における孫呉観―干宝『捜神記』を中心に― |
夏 広興 | 仏教の神通観と六朝仙道小説の創作 |
後藤 秋正 | 唐代以前の「哭人詩」 |
矢嶋 美都子 | 望郷詩のモチーフの展開―「客従遠方来」から「君自故郷来」へ― |
傅 剛 | 南朝社会の変化と艶体詩風の形成 |
安田 二郎 | 許嵩と『建康実録』 |
島田 悠 | 八王の乱における貴族―王衍、東海王越を中心に |
久保 卓哉 | 北朝と南朝に於ける声律の諸相―魏節閔帝・梁曹景宗と沈約の四声八病― |
興膳 宏 | 四声八病から平仄へ |
大村 和人 | 六朝時代の宴における「言志」―梁詩はなぜ千篇一律か |
榎本 あゆち | 再び『南史』の説話的要素について―蕭順之の死に関する記事を手がかりとして― |
洲脇 武志 | 『文選』李善注所引「漢書音義」考 |
鈴木 敏雄 | 王船山の見る阮籍「詠懐詩」に於ける「量」 |
佐藤 保 | 唐人から見た六朝 |
高橋 康浩 | 韋昭『呉書』の偏向とその検討 |
矢田 博士 | 愍懐太子の東宮における詩歌創作の新たなる展開 |
川合 康三 | 陶淵明「帰去来兮辞并序」の「序」をめぐって |
矢嶋 美都子 | 庾信の「狂花」に見る六朝人の「狂」の観念について―「身を全うする」ために機能する「狂」― |
原田 直枝 | 六朝末の詩文に見える「桃花源」の語をめぐって |
銭 志熙/大村 和人訳 | 阮籍「詠懐詩」論 |
高橋 均 | 江熙「集解論語」と皇侃「論語義疏」―魏晋六朝における「論語」解釈 |
柳川 順子 | 原初的「古詩」の性格―『楚辭』九歌との關わりを手がかりとして― |
福原 啓郎 | 賈謐の二十四友をめぐる二三の問題 |
戸川 貴行 | 東晋南朝における天下観について―王畿、神州の理解をめぐって― |
竹沢 英輝 | 『文心雕龍』總術篇と術の概念について |
佐野 誠子 | 歳時詩と歳時記―六朝期九月九日詩の二つの傾向から |
後藤 秋正 | 墓を詠ずる詩―南北朝末期まで― |
佐竹 保子 | 『世説新語』の「賞」 |
中村 圭爾 | 魏晋南北朝における公文書行政 |
石川 忠久 | 私の「陶淵明」 |
興膳 宏 | 下流から見た六朝文学 |
上田 武 | 陶淵明の詩のテキスト史小考―提言に替え |
釜谷 武志 | 六朝文学研究と六朝学術研究 |
川合 康三 | こんな研究、あったらいいな |
小林 正美 | 六朝道教史研究のパラダイム・シフト |
沼口 勝 | 日中学術交流のよろこび |
林田 愼之助 | 六朝文学研究への一つの提言 |
松岡 榮志 | 「前人の未だ發せざるを發す」―陳寅恪を讀む |
矢嶋 美都子 | 『六朝学術学会報』第十集刊行の祝賀と六朝学術研究への提言 |
柳川 順子 | 六朝文学への一視角―阮籍「詠懐詩」をめぐる雑感をもとに― |
谷口 洋 | 漢末魏晋における賦序の盛行―文学テクストの整備と「文学の自立」 |
島田 悠 | 西晋・劉頌の「徐淮南相在郡上疏」と武帝期後半の治世 |
土屋 聰 | 上海図書館蔵『鮑氏集』十巻と孫毓修―第二の毛斧季校宋本『鮑氏集』について |
竹澤 英輝 | 『文心雕龍』における「術」の概念と「心」について |
山崎 藍 | 李賀「後園鑿井」考―六朝・唐代における井戸描写を通じて |
佐藤 禮子 | 天台外典利用をめぐる考察―天台注釋書に引用された『博物志』のある一條より― |
竹田 晃 | 六朝志怪流行の背景を探る |
佐藤 正光 | 二〇〇九陶淵明国際学術検討会報告 |
林 暁光 | 漢魏六朝文学における「頌」について |
大村 和人 | 梁代における『詩経』「正雅」的世界の希求 |
佐野 誠子 | 初・盛唐期九月九日詩における陶淵明詩の影響― |
中嶋 隆蔵 | 柳宗元の大中思想と六朝経学 |
堀池 信夫 | 可道と常道―『老子』第一章「道可道非常道」をめぐって― |
牧角 悦子 | 曹植における楽府の変容―「興」的表現と物語性をめぐって |
大村 和人 | 鳥の舞―「白紵舞歌」晋古辞の文学史上の位置について |
栗山 雅央 | 「三都賦」と中書省下の文人集団―張載注の分析を中心に |
渡邉 義浩 | 郭象の『荘子注』と貴族制―魏晋期における玄学の展開と君主権力 |
和久 希 | 言語と沈黙を超えて―王坦之廃荘論考 |
渡邊 信一郎 | 西涼楽の形成と展開 |
高橋 康浩 | 孔融の人物評價 |
横山 きのみ | 皇甫謐の著作に見える世界観―『高士傳』『帝王世紀』の意義― |
加藤 文彬 | 陶淵明「讀山海經」詩十三首考 |
西川 ゆみ | 鮑照「蕪城賦」における廃墟 |
妹尾 達彦 | 江南文化の系譜―建康と洛陽―(一) |
戴 燕/佐藤 禮子訳 | 六朝文学研究の趨勢および私の見解 |
榎本 あゆち | 劉孝標をめぐる人々―南朝政治史上の平原劉氏― |
大村 和人 | 夫の歸宅―南北朝後期の「羅敷古辭」模擬作品について |
池田 恭哉 | 新王朝への意識―盧思道と顔之推の「蝉篇」を素材に― |
興膳 宏 | 杜甫と前代の詩人たち(第百三囘日本学士院賞受賞記念講演) |
妹尾 達彦 | 江南文化の系譜―建康と洛陽―(二) |
谷口 洋 | 「作者」宋玉の誕生―漢魏六朝における「作者」意識 |
鄭 月超 | 「詠懷」と「言志」―なぜ阮籍詩が「詠懷」と呼ばれたのか |
牧角 悦子 | 『文選』序文と詩の六義―賦は古詩の流― |
大上 正美 | 向秀「難養生論」私譯 |
野間 文史 | 六朝義疏學から唐『五經正義』へ |
佐竹 保子 | 「亂流趨孤嶼、孤嶼媚中川」の修辭の系譜――同聯内における頂眞格―― |
渡邉 義浩 | 『世説新語』における人物評語の展開 |
山田 利明 | 六朝道教と佛教 |
稀代 麻也子 | 淺見洋二・高橋文治・谷口高志著『皇帝のいる文學史――中國文學概説』 |
佐野 誠子 | 富永一登著『中國古小説の展開』 |
福原 啓郎 | 川合安著『南朝貴族制研究』 |
柳川 順子 | 五言詠史詩の生成經緯 |
西川 ゆみ | 六朝詩歌における「隴」の歌い方について |
大村 和人 | 南朝梁「内人」詩のテーマと視點 |
石井 仁 | 六朝時代の都督府とその僚佐たち |
淺見 洋二 | 渡邉義浩著『「古典中國」における文學と儒教』 |
道坂 昭廣 | 成田健太郎著『中國中古の書學理論』 |
牧角 悦子 | 「文」概念の成立における班固の位置―六朝文論の原點として― |
長谷川 隆一 | 徐幹の賢人論―「名実論」を媒介として― |
原田 直枝 | 謝靈運「撰征賦」について―述行の形式に映し出された東晉と江淮域の物語(建康・長江篇) |
井ノ口 哲也 | 加賀榮治著『中國古典定立史』 |
池田 恭哉 | 洲脇武志著『漢書注釋書研究』 |
髙橋 康浩 | 劉劭『人物志』における「偏材」と「兼材」 |
佐藤 正光 | 謝朓の生涯における岐路と政局―「酬德賦」を中心として― |
安藤 信廣 | 徐陵の樂府 |
成田 健太郎 | 『顏氏家訓』にみる南北朝の書藝 |
土屋 聰 | 李德林「覇朝雜集序」について―代表者の意識を中心に― |
和久 希 | 牧角悦子著『經國と文章――漢魏六朝文學論』 |
遠藤 星希 | 興膳宏著『中國詩文の美學』 |
渡邉 登紀 | 程千帆、徐有富(著)、 向嶋成美、大橋賢一、樋口泰裕、渡邉大(訳)『中國古典學への招待―目録學入門』 |
和久 希 | 張華「鷦鷯賦」とその周邊――莊子、阮籍、鳥獸賦 |
渡邉 義浩 | 『文心雕龍』の史學論 |
大村 和人 | 梁簡文帝蕭綱・三月三日「率爾」詩の「遊戲」性について |
安藤 信廣 | 『文選』以後の詩文と『萬葉集』――山上憶良「傷心之恨」と庾信「傷心賦」 |
池田 恭哉 | 『隋書』の成立とその問題――辛彦之の沒年と明堂の議論から |
遠藤 祐介 | 船山徹著『六朝隋唐仏教展開史』 |
大上 正美 | 謝靈運の廬陵王劉義眞體驗――哀傷にみる詩と眞實―― |
冨田 繪美 | 江淹「丹沙可學賦」考 |
佐竹 保子 | 謝朓「遊東田」末聯にかかわる二、三の問題 |
川合 安 | 窪添慶文著『墓誌を用いた北魏史研究』 |
中島 隆博 | 和久希著『六朝言語思想史研究』 |
青木 竜一 | 後漢末曹操政権における軍師祭酒と軍謀祭酒 |
横山 きのみ | 両晋代の〈隠士の箴〉――魏晋南北朝期の箴に関する一考察―― |
小野 響 | 「禿髪樹機能の乱」再考 |
関 俊史 | 王羲之の幻影――「盡善盡美」をめぐって―― |
加固 理一郎 | 李商隠の詩歌に描かれた曹植と「洛神賦」 |
戸倉 英美 | 狩野雄著『香りの詩学――三国西晋詩の芳香表現――』 |
渡邉 義浩 | 「八陣」の伝承 |
田尻 健太 | 劉炫の学問とその書物環境 |
大上 正美 | 表現する阮籍――六篇の「賦」の基点から考える |
牧角 悦子 | 大上正美著『嵆康の方法―文学としての「論」』 |
安藤 信廣 | 創立二十周年記念企画の記録掲載にあたって |
興膳 宏 | 詩人と月――六朝から唐へ |
佐藤 大志 | 『乱世を生きる詩人たち 六朝詩人論』に学ぶ六朝文学研究の可能性と課題 |
渡邉 義浩 | 文学と儒教――『中国の文学理論』『中国文学理論の展開』を読み直す |
道坂 昭廣 | 「創作技法論の展開――『文心雕龍』から『文鏡秘府論』へ」(『中国詩文の美学』2016年 創文社)を中心に |
伊藤 令子 | 蛮の石室と洞穴の仙境との関わり――『後漢書』所収の槃瓠伝承を中心に―― |
潘 宗悟 | 孫呉の武昌都督区の分割について――軍事戦略との関係を焦点として―― |
板橋 暁子 | 東晋中期における「内」と「外」――慕容皝の遣使・書簡を手がかりに―― |
金 鑫 | 六朝・唐代文学における「雲雨」「雨絶」の意味 |